【病室からSOS】自分が死んで親が自宅を見に行ったら悲しんでしまう!部屋に散乱したゴミの片付け【前編】

【病室からSOS】自分が死んで親が自宅を見に行ったら悲しんでしまう!部屋に散乱したゴミの片付け【前編】





二見信定:
ご両親が来られた時にびっくりしないくらいの生活まで戻したいと言うことですね。
引越しされた後に体調を崩されてそこから散らかりだした。
命の危険もあったと言う事ですか。
ゴミと生活ゴミ、簡易的なクリーニング、荷物の整理をさせていただきますので、
アフターの写真、ビフォアを撮った後にアフターの写真をあとで送らせていただきますので。

二見信定:
おはようございます、よろしくお願いします。
今回早速、物件の方を案内させていただきます。
ここが玄関部分とこちらがお風呂場とお風呂です。
結構浴室の中まで散らかっている状態です。





こっち側がキッチンスペースで、ここに衣類だったり、食べカスだったり、
結構匂いもそのまま放置されてたみたいなのでちょっと上がってきている状態です。

ここがリビング部分でダイニングテーブルがあってこちらにテレビがあって、
こちらも引越しされてきた状態で必要なものだけを取り出しながら生活されてたみたいなので、
引越しされたままの段ボールが残っている状態で、あとは食べカスですね。

こちらが寝室スペースで、ちょっと分かりにくいかも知れませんが、
これがベッドで、この下はまだ見れてないんですけど、生活ゴミだったり、
こちらのクローゼット部分の中は、綺麗な状態です。

外に服が散らかっている感じです。こんな感じです。


二見信定:
今回のご依頼者様は、引越しされてきたのが今年の4月、
今11月になるんですけど、半年ちょっと生活している状態です。

引越しされてきたのが4月で、
そのあとすぐに体調を崩されたみたいで、
今は入院されている状態なんですけど、
入院された病室の中で、
携帯の方で僕らのYouTubeの動画を見ていただいて、
ちょっと前の動画になるんですが、
空家賃を払い続けてて、
自宅の掃除を頼むと言う動画があったんですけど、
その方と自分が状況が似てると言う事で、
そこには住んではいないけど
遠方からの依頼でも対応してくれるのかって言うのをご依頼いただいた形になります。

電話だったりLINEのやり取りでずっとお話しさせて頂いたんですけど、
ご依頼いただいた時にはお客様の病状が結構悪化されてて、
本当に命の危険があるということだったので、自分に何かあった場合、
最悪の状態、亡くなってしまった後に亡くなったってことだけでもショックを受けるのに、
家にきたらこの状態を両親に見られるのが、ダブルでショックを与えてしまうんじゃないかとということで、
依頼されたタイミングでは、まずここの現状を、
普通の生活レベルまで戻して欲しい。
というのが一発目のご依頼でした。


先ほどお電話で軽くインタビューや経緯などをお伺いさせていただいたんですけど、
今の現状で言うと、回復傾向に戻ってきてるみたいです。

薬も効き始めて、体調もだいぶマシにはなってきたと言うことなので、
退院された後にご両親が来られた際に、やっぱりこの状態を見られたくないし、
退院した後で体力的にも、ご自身で片付けられる状態ではないということなので、
今回ご依頼いただいた形になります。

生活用品だったり家具は全部残しておく状態で、散らかってる生活ゴミや食べ物のゴミだったり、
散らかってるゴミをまず片付けて、この辺の散らかってる状態のものや寝室の部分を
ぱっと見綺麗にしてくれたらいいということなので、一応ちょっとどこまで、
スペースを空けてからにはなりますが、普通レベルというのがちょっと基準的にはわからないですけど、
パッと見た時にご両親に心配されないレベルまで持っていって欲しいってことなので、
そこら辺をちょっと一回片付けてみてアフターをお客様に写真で確認していただいて、
ここをもっとこうして欲しいというのを、ご相談させてもらいながらの作業になります。

まずここのゴミを片付けてフローリング部分とキッチン、
浴室のハウスクリーニングをさせていただこうと思いますので、
早速片付けていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

二見信定:
では、基本的には生活ゴミと食べ物ゴミ、ほんとゴミだけを片付ける感じで、
衣類とか生活用品は全部箱詰めして整理していく、という流れです。

西尾:
この箱に入っているのは?

二見信定:
箱に入っているのは崩れている物は入れ直してそのままのものは蓋を閉めて置いておく。
貴重品とかも散乱しているから、ここにもなんかジュエリーあったりするから、
そこら辺を一箇所にまとめて保管しておく、散らかっているゴミだけを片付けていく感じで、
洗面と浴室とフローリングはクリーニングがあるから一回とりあえずスペースを空ける形でやっていきましょう。

西尾:
了解です。

二見信定:
お願いします。

西尾:
お願いします!

二見信定:
コバエがすごいから、ちょっとスプレー撒いていこうか。キッチンと浴室と全体的にコバエがすごいから。

西尾:はい

二見信定:
このくらいかな、一旦。掘ったらまた出てくる。

西尾:
今日の意気込みはどう?


ペレ:
掃除して綺麗にして、心も綺麗になりたいですね。掃除っていいらしいですよ。

二見信定:
心にいいらしい。

ペレ:
一皮剥けたらなと。

西尾:
まだ剥けてないもんな。

西尾:
いい匂い。それキッチンで使いな

西尾:
コバエすごい?そっち

ペレ:
ボチボチいますね

西尾:
ほじくればほじくるほど出てくるから


カメラマン:
生ゴミの匂いがすごくするんですけど、これって何から発せられているんですか?

西尾:
まず、多分、弁当の食べ残しや飲み残し、例えばここにある鍋とか、
キッチンにある鍋とかの中に作ったものが残っててそのまま腐ったりとか、
風呂場とかで言うと、桶の中に水が溜まってて、
その水がずっと放置されてて、水の腐った水垢の匂いとか、
あとやっぱり液体系の匂い、独特な水気のあるものが匂いを一番発しやすい。
飲み残しでキャップが空いていたり、コップの中とかに入ってるものとか。

二見信定:
一応今日の作業で言うと、この建物の前に車が止められない状態で、
結構細い道になるのでちょっと遠くに止めて、
中でとりあえず仕分けを全部終わらせてという感じで、
袋が溜まったら一気に搬出していくような感じです。

玄関部分とトイレ、洗面所に別れてもらって、
トイレ終わったんでペレがキッチンやってて、
ナガちゃんが洗面の方やってて、ユウキがここのリビング。
僕がここの寝室をやっていきます。よろしくお願いします。


西尾:
どういう状況、これ。

ペレ:
もうスッキリダメなので、そういう感じの劣化した鍋がたくさんあります。

西尾:
透明な袋に入れてくれる?

カメラマン:
動画の中で結構こんだけ生ゴミがメインで出てくるのは珍しいですか?

二見信定:
動画で撮っているもので言ったら、珍しいかもしれないです。

カメラマン:
撮ってない部分でいうとどうですか?


二見信定:
撮ってない部分を含めたら多々あります。

いわゆるゴミ屋敷でも僕らが思うに2種類あって、
食べ物系が散乱しているゴミ屋敷と単純に物が溢れているモノ屋敷。
圧倒的に多いのがゴミ屋敷なので、ゴミ屋敷=食べ物系がどうしても多いです。

ここで言うとコバエ系がすごい多いです。
ゴキブリは多分いなさそうです。多分本当にずっと締め切っていたので。

僕もこの前現場に見積もりに来たときに、
完全に全部ドアが閉まっている状態で、
換気扇も回っていなくて、なんでかわからないんですけど、
暖房だけがずっとついている状態で、
入ったらもう匂いともわっとした暑さがすごくて、
それでこれだけコバエが増えたのかなと思います。

カメラマン:
依頼者の方が動けない状況で、行動に移したのがすごいですね。


二見信定:
本当にそうだと思います。入院されてて、
もう本当にご自身でもこのまま帰れるかわからないという状態に陥って、
やっぱりそうなった時にご両親に迷惑をかけたくない、
心配をかけたくない、びっくりさせたくないという気持ちが言動力になって
依頼するきっかけになったと思います。

これだけ散らかった状態で、緊急入院しなくてはいけない状況に陥って、
帰ってこれない片付けられないどうしようとなった時に、
たまたまうちのYouTubeに出会っていただいて、
最初から最後まで対面していない状態で話が進行している状態なので、
そういった面でも安心していただけたのかなとそういう風に思います。

今回、状況も状況なので、入院されて病室からの依頼なんですけど、
何ヶ月、何年も空家賃を払っていて、お客様も遠方に住まれてて、
最初から最後まで一応対面せずに作業が完了したこともあるので、
業者さんに依頼するひとつ億劫な部分は、
見られたくない恥ずかしい部分があると思うし、
そこで不安要素はひとつ取り除けたのかなという感じです。

カメラマン:
対面をしない状態での依頼っていうのはどのくらいの割合でありますか?


二見信定:
全体の1割、2割くらいです。
やっぱり遠方からの依頼というか家族さんがこっちに住まれててとか、
例えばその方が亡くなられて片付けないといけないけど自分は関東に住んでいますとか、
という方からも結構依頼が来るんですけど、
単純に鍵の方だけ、送付してもらって現場を見て欲しいっていうのは結構あります。

最初の立ち合いだったり、確認作業に来ていただくことはあります。
結構遠方からで対面なしでの依頼は結構多いです、依頼内容としては。
最初から最後までっていうのは全体の1割、2割くらいです。

カメラマン:
ご依頼者様が回復に向かってるみたいで

二見信定:
本当によかったです。
最初に依頼した時は、精神的にも自分が参ってる状態なのに、
ご両親に心配かけたくないという気持ちが勝ったんでしょうね。
結果、片付けるきっかけにもなったし、
それで精神的にも体調的にも快方に向かっているってことなので、
綺麗な状態にして帰ってきていただいてご両親にも家に来ていただいて、
というのをちょっと頑張って、
お客様が安心するのを想像しながら頑張っていきたいなと思います。

カメラマン:
基本的にこういう生活ゴミの現場はコバエとかある程度殺虫してから作業することが多いですか?

二見信定:
そうですね。
単純に作業しててコバエがいたら邪魔なので、ゴキブリ、ハエ、とか。
この前孤独死された方の物件で、住まれてた家主さんからのご依頼で、
住まれてた方が遺族もいなくて、
一人で中で、亡くなられていたのを家主さんが発見されたのですが、
中を見られない、見たくないという状況からご依頼があって、
家の中に入らせてもらって確認したんですけど、
もうウジ虫が成長してて全部ハエになっていたんです。

締め切っているので、ハエがもう何匹いたか分からないくらい、
100匹以上は絶対にいました。
羽ばたく音だけでうるさくなるくらい、
流石に僕も入るのに勇気いりましたし、
入って怖かった物件なんですけど。

見積もりの段階で殺虫剤を持って行っていたのでそれを撒いて、
ある程度退治したはずなのに、
後日作業する時にまた同量くらいにハエがいました。

どこから入ってきてるのか、成長してるのか分からないんですけど。
作業の邪魔になりそうなら、殺虫剤を撒いて、
気にならない程度だったら撒かないです。
とてもじゃないですけど、あの中では作業できなかったです。


カメラマン:
プラスチックが多くないですか?
生ゴミより、明らかにプラスチックゴミのが多いと感じます。

二見信定:
コンビニ製品やスーパーのお惣菜はプラスチック製品が多いです。
それこそデリバリー系とか、ピザは段ボールですけど
UberEatsだったりデリバリー系のものは、
ほとんどがプラ容器に入ってることが多いです。

プラスチック問題がやっぱり身近に感じます。
ほとんどがプラスチックゴミなので。

カメラマン:
結構ゴミ出しとか、生ゴミは週2回あるけど、
プラスチックは週1の所がほとんどではないかなと思うんですが、
正直同じくらいの頻度で欲しいと思いますよね。

二見信定:
結局ゴミ出しが間に合わないから、
そういうところが片付けられないきっかけになるのは現実問題ありますよね。

カメラマン:
生ゴミが無くなったと思うのですが、
匂いは染み付いてしまっているんですかね?


西尾:
多分、鼻の中には残っていると思います。
体内に入るって聞きますけど、毛穴に入って匂いが収まったとしても、
お風呂とか入って、汗かいて毛穴から出てくるじゃないですか。
そこから匂いが出てきたりとかするらしいです。

時間でいったら作業時間が5時間くらいなので、
そういう時はあんまり匂いは移らないんです。
ただ、衣類とかに匂いがついたりします。
自分が着ているポロシャツとか、ユニフォームに匂いがついたりする時もあります。

二見信定:
一旦お昼休憩挟みたいと思います。お願いします。

二見信定:
一応現状がお風呂場とトイレとキッチン部分とリビングがある程度、
必要なものは出して、整理していってる段階です。

奥のゴミも減らして、あとで洋服を仕分け、整理していきたいと思います。


二見信定:
そうですね、食べ物ゴミが結構多いイメージでしたね。
先ほど片付けながら思ったのですが、シーツとか衣類とかも、
食べ物のゴミだったり食べカスとか汁系がついてるものは捨てた方が良いですよね?
ベッドシーツとかシミまみれになっていたので、
シミがすごいものとか状態が悪いものは捨てた方がいいですよね?

わかりました。衣類はほとんど置いてあります。
衣類は袋にまとめた状態で置いておいた方がいいですか?
このままの状態で衣装ケースに直したとしても、
食べカスとか、床に散乱していたものとかがあったので、
綺麗な状態のまま直していった方がいいと思います。

服系は一回クリーニングに出される予定なのであれば、
袋に一旦まとめて、押し入れ部分に直しておきましょうか?
シーツ系は処分で。
リビング部分にあった段ボール類は入れ直したり、
物のジャンルで分けて梱包し直してあるので、
またアフターの写真は送らせていただきます。

帰ってこられてもすぐに片付けられない状態だと思うので、
そこら辺を僕らの方でちょっと考えて整理整頓しておければと思います。

かしこまりました。了解しました。
すみません、よろしくお願い致します。
失礼いたします。