遺品整理・実家じまいの難しさ、様々なケースで役立つ知識を解説します

実家の遺品整理に悩む女性のイラスト

「遠くに住んでいる母が亡くなり、実家を整理しなければならなくなった

ひとりであの大量の荷物を片付ける自信がない

何度も実家に通うのは難しいし、時間も取れない」

──この記事にたどり着いたあなたも、そんな悩みを抱えているのではないでしょうか。

私たち「イーブイ」では、これまでたくさんの遺品整理をお手伝いしてきました。この記事では、実際に現場で経験したことや、よくあるケースをご紹介しながら、遺品整理のポイントをわかりやすくまとめました。

「今まさに実家じまいを進めないといけない」という方も、「いずれ必要になるかも」と思っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

遺品整理とは?

まず、そもそも遺品整理とは──

故人が生前使っていた品々を整理し、適切に処分する作業

を指します。

ここで注意したいのは、「遺品」と似ているけれど意味が異なる言葉もあることです。

遺品 故人が使っていたもの、身の回りのもの。
遺産 財産(不動産や預貯金だけでなく、借金も含む)
遺留品  故人に限らず、誰かが残していった物

遺品整理は、単なる「片付け」ではありません。故人との思い出が詰まった品々を前に、心の整理をしていく作業でもあるのです。

そして、時間や体力的な負担も大きいため、ひとりで対応するのが難しいケースも少なくありません。

そんなとき、専門業者に依頼することで、適切かつスムーズに整理を進めることができます。

実家じまいは、多くの人にとって一生に一度あるかないかの経験です。

分からないことが多いと不安も大きいものですが、早めに行動することで、将来的な負担──たとえば空き家の維持費や固定資産税──を減らすことにもつながります。

  

遺品整理は誰がするの?

考え事をしている女性の写真

原則として、遺品整理を行うのは法定相続人です。

法的相続人 … 民法で定められた相続人。配偶者や血族のことを指します。

【法定相続人の優先順位】

  1. 故人の子ども
  2. 故人の直系尊属 (親・祖父母など)
  3. 故人の兄弟姉妹

また、家屋を相続する場合は、引き継いだ人が遺品整理を担当することが一般的です。

逆に、家を取り壊したり売却する場合は、相続人全員で責任を分担することになります

なぜ今、遺品整理の依頼が増えているのか?

背景には、日本社会の高齢化があります。

一人暮らしの高齢者や高齢夫婦のみの世帯が増えたことで、遺品整理に直面する家族も増えました。

特に、実家から離れて暮らしている場合、仕事や生活との両立が難しく、専門業者に頼るケースが急増しています。

業者に依頼するメリットとデメリット

メリット

  • 遠方に住んでいても作業が完了する
  • 最短5~6時間で完了することもある
  • 大きな家具や家電もまとめて回収してくれる
  • 力仕事をすべて任せられる(怪我のリスクなし)
  • 貴重品の捜索も依頼できる
  • 感染症リスクを回避できる
  • 家族間トラブルを防ぐことができる

デメリット

  • 費用がかかる
  • 思い出の品を他人に任せることへの抵抗感
  • 悪質な業者に当たるリスクがある

特に、「費用」と「業者選び」は重要なポイント。

追加料金が発生するケースもあるため、慎重に選びたいところです。

なお、交通費や滞在費を考えると、自力で整理するより業者に頼んだほうが結果的にコストが抑えられるケースもあります。

豚の貯金箱

 

作業の様子をYouTubeで公開中

最近では、私たちイーブイを含め、作業風景をYouTubeで配信している業者が増えてきました。

実際の現場の雰囲気や、どんなスタッフが対応してくれるのか、作業の丁寧さまで動画でチェックできるのは、安心材料のひとつですよね。

イーブイでは公式YouTubeチャンネルを運営しており、実際の遺品整理の様子を包み隠さずご紹介しています。

チャンネル登録者数は16万人以上。作業の流れや、ビフォーアフターの変化も詳しくご覧いただけます。

「どんな人たちが来るのかな?」「どんな作業をしてくれるのかな?」と気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

 

イーブイの強みとこだわり

プロフェッショナルが在籍

  • 遺品整理士
  • 生前整理アドバイザー
  • ファイナンシャルプランナー

専門知識を持ったスタッフが、最適な方法で遺品整理をサポートします。

また、「遺品整理士認定協会」から優良事業所として認定も受けています。

遺品整理優良事業所の証明書

遺品整理優良事業所の証明書2

心に寄り添うサービス

ただ作業をするだけではありません。

イーブイでは、お客様の気持ちに寄り添いながら、+αのホスピタリティで対応することを心掛けています。

貴重品の発見・保管対応も万全。

依頼がなくても大切なアルバムや現金などが見つかった場合は、すぐにご相談しています。

貴重品や大切な遺品の捜索も丁寧に

遺品整理を進める中で、ふとしたタイミングで現金や重要な書類、アルバムなどの思いがけない貴重品が見つかることがあります。

イーブイでは、お客様のご希望に沿いながら、こうした大切な品を見逃さないよう慎重に捜索・仕分けを行っています。

「こんなところにあったんだ」と驚かれることも多いですが、一つひとつ丁寧に扱いながら、故人さまの大切な思い出を守るお手伝いをしています。

【遺品整理で見落としがちな貴重品・重要物リスト】

現金・通帳・キャッシュカード タンスの引き出し、書類の間、古い本の中、布団の下などに現金が隠されていることが多い。預金口座の情報も重要。 カード類(クレジットカード・ポイントカード) クレジットカードは解約が必要。ポイントカードには未使用のポイントが残っていることも。
印鑑・実印・銀行印 通帳とセットで保管されていることが多く、相続や手続きに必要不可欠。 契約書類(電気・ガス・水道・携帯電話・サブスク) 契約解除が必要なものが多く、放置すると請求が続くことも。
権利証・不動産関連書類 土地や家の所有権を示す書類で、相続や売却に必須。不動産の登記簿謄本や契約書なども含まれる。 医療関連書類(診察券・健康保険証・お薬手帳・診断書) 保険の請求や相続手続きで必要になることがある。病歴の確認にも役立つ。
株券・投資関連の書類 証券会社の取引書類や配当通知書など。電子化されている場合もあるが、紙の書類が残っていることも。 会員証・互助会・お墓の管理書類 お墓や納骨堂の管理費が未払いになるとトラブルの原因に。互助会の積立金がある場合、解約手続きが必要。
保険証券・年金関連書類 生命保険や火災保険、医療保険の契約書。相続や請求に必要。年金手帳や通知書も確認が必要。 古い手紙・日記・写真・アルバム 故人の想いが詰まっているもの。形見として家族で話し合って残すか決めるとよい。
借用書・ローン関係の書類 借金の有無を確認するための重要書類。完済証明書や未払いの請求書が発見されることもある。 パソコン・スマホ・タブレット・USBメモリ・HDD デジタル遺品として重要。パスワード管理が必要で、ネット銀行やSNSアカウントが紐づいていることも。
貴金属・宝飾品・骨董品 指輪、ネックレス、腕時計、金貨、小判など。隠し場所としてタンスの奥や床下、仏壇の中などにあることがある。 鍵・合鍵(自宅・金庫・貸倉庫・車・自転車) 貸倉庫やトランクルームの鍵が見つかったら契約情報を調べる。
パスポート・マイナンバーカード・運転免許証 身分証明書として必要なほか、パスポートの有効期限を確認し、海外資産の有無を調べる手がかりにもなる。 へそくり・隠し財産(封筒・缶・引き出しの奥・本の間) 故人が意図的に隠している現金や貴金属が意外な場所から出てくることも。
遺言書・エンディングノート 手書きの遺言書やエンディングノートが発見されることがある。相続に関わるため、法的なチェックが必要。 借用証・貸し借りの証拠 誰かにお金を貸していたり、逆に借金が残っている場合があるので、証拠となる書類を確認。
貸金庫の鍵・契約書 銀行の貸金庫に預けている貴重品がある場合、その鍵や契約書が見つかることがある。 SNS・メールアカウントの情報(ID・パスワード) FacebookやX(旧Twitter)などのアカウントを整理しないと、亡くなった後もアクティブなままになることも。

イーブイではお客様のご要望に沿い、捜索物は入念にチェックさせていただいております。

また、捜索依頼のなかったものでも、思い出のアルバムや写真、貴重品等を発見した場合はイーブイの自己判断で保管しておき、最終的にもう一度お客様に必要か処分かをお伺いするようにしています。

個人情報を適切に処理

遺品の中には、故人の個人情報が記載された書類やデータが含まれていることがあります。イーブイでは、情報漏洩を防ぐため、書類は一般廃棄物業者と提携し、溶解処理を実施。適切な処分を行うことで、安心して遺品整理を依頼できます。

追加料金なしの明朗会計で安心

イーブイでは、事前にご提示したお見積もり金額から追加料金が発生することはありません。

「思ったより高くついた……」という不安を感じることなく、安心してご依頼いただけます。

ご契約前に、作業内容や料金についてしっかりご説明しますので、納得したうえでスタートできるのも大きなポイントです。

丁寧な仕分けと清掃で、心までスッキリ

遺品整理は、ただ片付けるだけではありません。

イーブイでは、残すもの処分するものをひとつひとつ丁寧に仕分け、種類ごとに箱にまとめて整理します。

また、作業終了後には、キッチンやトイレ、お風呂場などの水回りもきれいに掃除。

すぐに住める、もしくは次の手続きに進める状態でお引き渡しします。

大切な空間を、気持ちよく次のステップへとつなげられるよう、細部まで心を込めて対応しています。

 

遺品整理の流れ

1. お問い合わせ・無料見積もり

まずは、お電話もしくはLINEにてお問い合わせください。お客様の状況やご要望を伺い、現地調査の上、無料でお見積もりを作成します。

☎: 0120-976-837

【イーブイ公式LINE】

LINEの「友達登録」からQRコードを読み込み、ご登録ください。

スマートフォンの方はこちらをクリックしてください

2. ご契約・作業日の決定

お見積もり内容にご納得いただけましたら、ご契約となります。その後、お客様のご都合に合わせて作業日を決定します。

3. 作業日当日

遺品の仕分け・貴重品の捜索・不用品の処分・清掃などを行います。ご遺族のご希望を最優先にしながら、丁寧に対応いたします。

4. 作業完了・お引き渡し

作業が完了した後、ご遺族様に最終確認をしていただき、問題がなければお引き渡しとなります。

遺品整理の費用目安

以下は、一般的な料金目安です。

遺品整理の費用は、部屋の広さや遺品の量、作業内容によって異なります。また、部屋の広さに関係なく、物量が多ければ多いほど費用も高くなる傾向にあります。

部屋の広さ 費用の目安
1K・1R 30,000円~
1DK・1LDK 50,000円~
2DK・2LDK 80,000円~
3DK・3LDK 120,000円~

※状況によって料金は変動しますので、詳細は無料見積もりをご利用ください。

実家じまい、迷ったら──まずはご相談ください!

遺品整理は、ただの片付けではありません。

大切な思い出を整理し、故人を偲ぶ時間を作るための大切な作業です。

イーブイでは、関西全域に対応し、ご遺族さまに寄り添った遺品整理を行っています。

お気軽にお問い合わせください。

☎: 0120-976-837

【イーブイ公式LINE】

LINEの「友達登録」からQRコードを読み込み、ご登録ください。

スマートフォンの方はこちらをクリックしてください

投稿者プロフィール

二見 文直
二見 文直株式会社ウインドクリエイティブ 代表取締役
YouTubeチャンネル「イーブイ片付けチャンネル」運営者。
1984年大阪府生まれ。一般社団法人遺品整理士認定協会認定遺品整理士。生前整理技能Pro1級。
2010年よりリサイクル販売業界に携わり、2014年に独立。単なる不用品回収ではなく、お客様が笑顔で穏やかな生活に戻れるよう、丁寧で気持ちの良いサービスを目指し、2015年に「イーブイ(屋号)」を立ち上げ、関西を中心に不用品回収、ゴミ屋敷の片づけ、遺品整理などのサービスを提供している。

メディア情報
ダイヤモンドオンラインにて捨てるコツを連載中