孤独死する人の共通点を原因毎に解説!

孤独死する人の共通点を原因毎に解説!

現代では孤独死する人が増えていますが、そういった人たちには「共通点」があることが多いと言われています。

年間3万人という多数の孤独死者がいると言われている日本ですが、その予備軍である孤立者も約1000万人いると考えられています。

これから先の未来では、更に孤独死が増えると予想されていますが、孤独死の共通点を知ることができれば環境を改善すべきかどうかが判断でき、結果的に孤独死を未然に防ぐことにつながるはずです。

この記事では、そんな「孤独死する人の共通点」について解説していきたいと思います。

孤独死する人の共通点

・65歳以上の人

孤独死をする人の共通点の中でも特に多いのが、65歳以上の高齢者であるという点です。

特に孤独死が多いのは女性よりも圧倒的に男性だと言われています。

昨日まで出歩いていて元気であったのに、突然姿を見せなくなり孤独死していたということもあったりするのです。

周囲の人は何か用事がありインターホンを鳴らしても留守にしていると思ってしまい、亡くなっていることに気付かないというケースも多いのです。

また、会社を退職して、貯金を切り崩して生活をすることが多い65歳以上の高齢者は、電気代を節約するために暖房をつけずに我慢してしまう傾向にあります。

寒い住居で長い時間過ごすことが多いため、寒さを紛らわすために酒を飲む量も増えて、アルコール依存症になってしまうケースが多いと言われています。

・独身者(パートナーが亡くなっている人も含む)

独身者に孤独死が多いのは、1人で生活しているため急病などに気が付きにくいからと言えます。

話し相手もいない、食事を一緒にできる相手もいない寂しい生活を送っているとストレスを抱えてしまい、暴飲暴食をしてしまったり、糖尿病になる人もいます。

そばに誰かがいる状態であれば、暴飲暴食などをした際に、「ちょっと食べすぎじゃない?(飲みすぎじゃない?)体に良くないよ」と言ってくれるはずですが、そういった相手がいないことで度を超してしまうことが多いのです。

糖尿病はさまざまな病気を併発し、早死にしやすい病気です。

まだ結婚していない人や、パートナーが病死や離婚していない場合、看取る人もいないので、孤独死となってしまいます。

女性の独身者よりも男性の独身者に孤独死が多い要因としては、塩分の多い味付けを好むことや、野菜をあまり摂取しないことが多いため、動脈硬化や脳溢血、腎臓病、胃ガンにかかりやすいことで早死にしてしまう原因になります。

・健康管理ができていない

健康管理ができていない人は孤独死しやすいと言えます。

日頃から、自分の健康と向き合うことがない人は、栄養が足りない食事をしがちですし、量をたくさん食べて、メタボリックシンドロームであるのにダイエットをしないなど、健康について考えていない人は突然亡くなることが多いです。

健康なんてどうでもいいと考える人は、病院へ定期健診に行くように言われても行かないことで病気に気付きません。

こういった人は家族とあまり会話をせず、孤立している人も多く、亡くなっても発見する人がそばにいないため、孤独死することが多いのです。

・経済的に余裕がない

経済的に余裕がない人は、築年数の古い家に住んでいる人も多いです。

そのため、断熱性や機密性のない家に住んでしまい、この劣悪な住環境により、くも膜下出血や脳溢血などで病死しやすい人が多いです。

経済的に余裕がないため、結婚できずに独身でいる人は、看取る人がそばにいないため、孤独死してしまうこともあります。

また、老後も金銭的な余裕がないことで、病気になっても病院に通う金銭的に余裕がないために病死。家族がいなければ誰にも看取られず、たった1人で孤独に亡くなっていきます。

近年では、コロナウイルスの影響により収入が激減してしまったり、人によっては職を失ったりしています。

ある程度の金額を得られる年金受給者であれば何とか暮らしていけますが、年金受給額が少なく働かなければ生活できない人や、年金受給できる年齢に達していない人たちは、これからさらに経済的な余裕がなくなってしまうことが懸念されます。

・慢性的な病気を抱えている

慢性的な病気がある人も孤独死になりやすいと言えます。

ストレスや運動不足などが原因で起こる脳溢血や心筋梗塞などは、特に突然死を誘発しやすいのです。

こういった慢性的な病気になりやすい人に見られる共通点には、人間関係がうまくできない、運動が嫌い、糖分を多く摂ってしまうなどの特徴が見られます。

また、人見知り、人と付き合うことが苦手、インドアの人は外で遊ぶことも少ないため、家にいることも多いので、体を動かすことも少なく、運動不足に陥りやすいのです。

・アルコールが好き

アルコールが好きな人は、依存症となってしまうことが多いため、体に負担がかかりやすく、突然死しやすいです。

独居死の場合、1人で暮らす人も多いため、寂しさを紛らわすため酒に依存しやすく、肝硬変である日突然に倒れてしまいます。

しかし、そのことに気付き、救急車を呼んでくれる人もいないため、そのまま息を引き取ってしまうケースが多いのです。

・人との付き合いがほとんどない

人との付き合いがほとんどない人も孤独死しやすいです。突然死しても、誰も家を訪問しないので、亡くなっていることに気付いてもらえません。

コミュニティにも参加せず、地域でも孤立しがちです。

また、定期的に電話をかけて、会話をする人もいないのであれば、電話をして出なくてもたまたま不在にしているから出ないんだと思いますので、突然死していることに気付かず、孤独死となってしまうのです。

意外にも40代から50代の人の孤独死も増えてきている

実は近年、40代から50代にも孤独死が増えています。

このくらいの年齢の人は、一般的には結婚をして子供がいるという人が多いのですが、孤立した生活をしている穂とも以外に多かったりするのです。

40代でリストラされたことのショックや、離婚や人間関係、病気などで引きこもってしまう人の共通点は、家族とも会話をしない、外との繋がりをシャットダウンしてしまう人が多いです。

また、引きこもりになることで、やる気を失ってしまう40代から50代の孤独死に見られる共通点は、部屋がゴミだらけという点。

このゴミの中にはお酒や薬、タバコ、塩分の多いインスタントラーメンが見つかることです。

運動不足に、塩分の多いインスタントラーメン、そこに血管の流れを悪化させるタバコを吸い、心臓に負担をかける薬やお酒を飲んでしまう。

体を壊す要素が重なることで急に突然死。しかし、家族とは会話もない生活をしていることで亡くなっていても気付かれず、孤独死となるのです。

まとめ

今回は、「孤独死する人の共通点」について解説してきました。

・65歳以上
・独身者
・健康管理ができていない
・経済的に余裕がない
・慢性的な病気を抱えている
・アルコール好き
・人との付き合いがほとんどない

皆さんはこの中で何項目に該当していますか?

もしも該当項目が多いのであれば、孤独死にならない為にも環境の改善が必要と言えるかもしれません。

また、自分以外の身近な人が上記の項目に多数該当していたら、しっかりと声掛けをしてあげることも重要です。

ぜひ「孤独死」というものが他人ごとではなく身近な問題だということを理解してこれから先の人生を過ごしていただければ幸いです。