遺品整理の業者の選び方は慎重に!選ぶ時に重視したい3つのポイント

2022年3月27日写真6

遺品整理の業者の選び方は慎重に!選ぶ時に重視したい3つのポイント

家族や親戚が突然亡くなってしまった時、家の掃除のために遺品整理業者を頼もう!となることがあるかもしれません。

しかし、突然遺品整理の業者を頼むと言っても、どのような選び方で業者を選べばいいのかが分かりませんよね。ただでさえ他にもやることが多い状態で、遺品整理業者を1から探すのは大変です。

うっかり悪徳業者に頼んでしまうと、後から高額請求をされる…といった事態になってしまうことも。

この記事では、遺品整理の業者を選ぶときに重視しておきたいポイントや、遺品整理業者の業務内容について解説していきます。今すぐに遺品整理業者を探しているわけではないという方も、いつか役に立つかもしれない知識なので、ぜひご確認ください。

遺品整理の業者って?選び方の前に詳しい業務内容を知ろう

まずは遺品整理業者の業務内容を紹介していきます。

メインである遺品の整理以外にもさまざまなサービスが用意されており、故人の家について困っていることがあれば、ほとんどすべて対応してもらえます。

昔の日本では親戚同士の繋がりが強かったため、亡くなった人がいれば親戚一同が集って遺品の整理をおこなっていました。親戚同士の繋がりが薄くなった現代では、遺品整理の際には専門の業者に来てもらうというのがメジャーになりつつあります。

遺品整理業者の業務内容とは?

遺品整理業者の実際の業務内容を解説していきます。

・遺品の整理(仕分け・処分・売却)

・遺品の供養・お焚き上げ

・貴重品の捜索

・相続や家についての相談

・簡易的なハウスクリーニング

・特殊清掃

名前にある「遺品の整理」以外にも、さまざまな作業に対応しています。

特殊清掃は、業者によっては対応していない場合もあります。遺品整理以外のサービスを頼むことを最初から決めている場合は、事前にそのようなサービスを頼んでも対応してくれるかどうかを確認しておきましょう。

遺品整理業者は遺品整理に精通!遺品の供養も

荷物を片づけてくれる業者は他にも存在します。たとえば出張買い取りサービスや、不用品回収業者です。ですが、遺品整理業者ほどには遺品の管理に精通していません。

遺品整理の業者は遺品を扱うプロなので、安心して作業を任せることができます。

遺品整理の業者は遺品を扱うプロなので、遺品を乱雑に扱ったりしません。供養やお焚き上げが必要な遺品があれば、その作業もやっていただけます。他にも近所への挨拶代行や、相続に関して分からないことがあれば相談に乗ってくれるなどのサービスも。

遺品整理の際は他の業者ではなく、遺品整理の業者に頼むのがおすすめです。

遺品整理の業者…選び方に失敗して悪徳業者に頼んでしまうと…

どこの業界でもそうですが、遺品整理の業者にも悪徳業者が混ざっている場合があります。うっかり悪徳業者に頼んでしまうと、作業が中途半端だったり、後々高額な請求をされたりといった目に合ってしまいます。

そうならないためにも、悪徳業者の見分け方を解説していきます。

悪徳業者の料金が安い理由は

悪徳業者の特徴として、他社に比べて大幅に料金が安いという点があります。何も知らなければ、安い方が良いと思って悪徳業者に依頼をしてしまうかもしれません。

悪徳業者の料金が安い理由として、回収した荷物をきちんと処分せず、不法投棄などの違法行為をおこなうことで費用を浮かせている場合があります。

また事前にきちんとした見積もりを出さず、後になって「あの作業は実は別料金で…」と高額な請求をされる場合もあります。

遺品整理の際に業者の選び方でよくないパターンは?

処分を頼んだ荷物が適当な場所に捨てられてしまうのも嫌ですし、高額請求も困りますね。

それでは悪徳業者に引っ掛からないように、悪徳業者の特徴を見ていきましょう。

・過剰に安さをアピールする

・セールスの電話が多い

・見積もりをしっかりと取ってくれない

安さだけを過剰にアピールしてくる業者は、悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。きちんとした業者には、安さ以外にもアピールできる点があるからです。

【重要】遺品整理業者の選び方で失敗しない!重視すべき3つのポイント

それでは最も重要な、遺品整理の業者の選び方について解説していきます。業者を見るポイントは複数ありますが、今回は分かりやすく3点に絞って記載しました。

悪徳業者に引っ掛からないためにも、ぜひ覚えておきましょう。

訪問見積もり・見積もり書の重要性

遺品整理業者に訪問見積もりや見積もり書を頼んでも良い反応をされなかった場合、注意が必要です。あえて見積もりに不備を出すことで、後からの高額請求を狙っている可能性があります。

また、見積もりは可能な限り訪問見積もりをしてもらうのがおすすめです。実際の現場を見ずに見積もりを出してしまうと、後から「思っていたより荷物が多く、見積もりの料金を超えてしまう」となる場合があります。

対応や口コミを自分で確認

実際にGoogleマップや口コミサイトで評判を確認するのも、とても大切なことです。

悪徳業者の場合は当然悪い口コミがあるでしょうし、良い業者の場合は「こういう点が助かった」と具体的な内容を褒められているでしょう。

業者の持っている資格を確認

「遺品整理士」という資格があります。これは一般社団法人遺品整理士認定協会が発行する資格で、持っていなくても遺品整理業者をすることは可能です。

「遺品整理士」の資格は取得するのに2ヵ月の受講期間と、受講費や会費などのお金がかかります。

悪徳業者がこの資格を持っている可能性は低いため、遺品整理士の資格を有している遺品整理業者は優良な業者の可能性が高くなります。

相場はどのくらい?料金から見る遺品整理業者の選び方

過剰に安い料金や、過剰に高い料金を提示している悪徳業者を見破るため、遺品整理の相場を見ていきましょう。

相場より大幅に安かったり高かったりする業者は注意が必要です。

料金は相場の範囲に収まっているか

1R・1K:3万~8万

1DK:5万~12万

1LDK:7万~20万

2DK:9万~25万

2LDK:12万~30万

3DK:15万~40万

3LDK:17万~50万

4LDK以上:22万~60万

家の状態にもよるため、かなり幅がありますが、こちらが遺品整理の相場です。

相場より大幅に低い業者は悪徳業者か、もしくは会社独自のコスト削減案を持っている会社です。例えば、スタッフの全員が何年も遺品整理の業者として働いてきており、少ない人数でも仕事が出来る場合などですね。

会社独自の方針がある場合、サイトを確認すれば売り文句として記載されているはずですので、すぐに判別がつきます。

【参考:みんなの遺品整理 遺品整理相場の料金表】

自分の求めている条件を確認

オプションの追加が可能な遺品整理業者に頼む場合、事前に自分がどんな作業を必要としているかをまとめておく必要があります。

やって欲しい業務は荷物の整理・処分だけなのか、その後に家の清掃・消臭までやってもらいたいのか、といったことですね。

作業日になってから「やっぱりこれもやって欲しい」と大幅な作業追加を頼んだ場合、料金も変わりますし、業者も困ってしまいます。

事前の見積もりを取るタイミングで、やって欲しいことはすべて業者に伝えておきましょう。

まとめ

遺品整理の業者の選び方について、大まかな流れをまとめると

・まずは遺品整理業者にやってもらいたいことをまとめ

・口コミや料金、資格の有無を確認しつつ

・訪問見積もりを取ってもらう

ということでしたね。

また、特殊清掃などの特別な業務を頼みたい場合、会社がその業務に対応しているかの確認を事前にしっかりと取りましょう。

悪徳業者に引っ掛かってしまうと高額請求をされなくても、不法投棄などで知らないうちに犯罪行為に加担してしまうこともあります。悪徳業者の見抜き方を覚えて、引っ掛からないように気を付けましょう!